着付師が明かす美しい着物姿

着物に精通したプロが見ている着物姿のとある部分！ あなたの着物姿が雑誌のモデルのような美しい着物姿になるために、心がけたい着る側の知っているべきことをお伝えします。

清華堂ブログへようこそ。

あなたはご自身の着物姿に満足していますか？

一生懸命着たけど、どこかぎこちない。着せてもらったのに、何だか思っていたのと違う。そんな悩みをこの記事で解決できれば幸いです。美しい着物姿を目指しましょう。

綺麗な着物姿への道は、土台から。

着物は身体に纏うもの。身体が違えば、同じように着せていても全く違う雰囲気に仕上がるものです。あなたはどんな着物姿を目指していますか？

着せてもらうのも、自分で着るのも、何も知らずに着物を着るのと、知識を活かして着るのでは大きく変わります。どうせなら、着物美人を目指しましょう！

着物はここが大事！ 着物を着る上で知っておくべきことの一つが洋服と着物の違いです。

メリハリのある体型にこそ美しいスタイルが生まれる洋服に対し、着物は寸胴が一番美しい着姿です。

1. 下着を考える。 ワイヤー入りで胸を高くふっくらと見せるブラジャーに対して、和装ブラジャーやスポーツブラは胸の膨らみを抑えてなだらかな鳩胸に近づけます。着物での理想的な姿です。

   但し、最近流行りの姿勢を矯正する効果のあるスポーツブラは、背中の衿元付近まで肩紐があるので、着物にはNG！

   どうしても用意できないのであれば、下着をつけないのが一番なのです！

   
   

2. 一番高い部分を知る。

   着物は寸胴がいい。となると、身体の部分で一番高い（太い）部分は絶対に知っておくべきところ。自分の身体を良〜〜〜く見てみて！

   一番高い部分は人それぞれ。

   ウエストが高い人。ヒップが高い人。太ももが高い人。

   ここに合わせて、補正をすることで美しさを作るのです。補正が全く必要のない人はほぼいません。皆さん、どこかしら凹凸があるものです。

   
   

3. 姿勢

   実はとっても重要なのが姿勢です。どんなに補正を頑張っても、そもそもの姿勢が着物の美しい着姿を阻む事もあります。

   腰を反らない。肩を竦めない。前傾にならない。身体を捻らない。

   これは、日常生活にも影響する、身体の悪い癖です。 着物を綺麗に着る！それがきっかけで美しい姿勢になった！という人も少なくないのです。

   さぁ、あなたも、体幹を鍛えて美しさに磨きをかけましょう！

これであなたも着物姿に自身が持てるはず！

もっともっと着物を楽しんでくださいね。

この記事が皆さんの着物生活にお役に立てば幸いです。

清華堂

代表　中島美佐子